2009年の海外競馬
12/11

12月の海外競馬の目玉といえば、もちろん香港国際競走!
今年も日本から3頭が出走の予定です。

それでは、レースが行われる順に展望してまいります。

<香港ヴァーズ>
ここのビッグネームは凱旋門賞3年連続2着のユームザインとムーア騎手騎乗のスパニッシュムーン、そして地元のヒーロー、ビバパタカ。例年に比べると揃った感がありますね。これらに挑みますのが昨年に続いて挑戦のジャガーメイル。昨年は非常に惜しいレースでしたが、今年はなんとかリベンジ果たしてもらいたいところですね〜。鞍上はスミヨン騎手であります。

<香港スプリント>
セイクリッドキングダムvsシーニックブラストの一騎打ちの様相が強そうですね。どうしてもスプリントは地元勢及び豪州勢が強いからなぁ〜・・・。しかもこの2頭は力が抜けているだけに・・・。日本からは昨年に引き続きローレルゲレイロが参戦。ただ今年は高松宮記念&スプリンターズSの春秋スプリントG1を勝っており、昨年に比べてもパワーアップしているはず。それだけに昨年以上の結果を望みたいところであります。

<香港マイル>
ここは日本馬の参戦はありません。お馴染みの名前が多いですが、どうも新鮮味に欠けますな(^^;)。ここは新興勢力に期待したいですね。4歳勢なんて面白そうなんですが・・・。

<香港カップ>
イーグルマウンテンとかプレスヴィスあたりが人気になりそうでしょうか。いずれにしても例年に比べるとやや寂しいメンバー構成か。日本からはエリザベス女王杯で度肝を抜かせたクィーンスプマンテが登場します。さすがにここでも人気薄でしょうが、それだけに再び大逃げをうって、香港の競馬ファンにもぶったまげてもらいましょう(笑)
11/7

米競馬最大のビッグイベント、ブリーダーズカップがやってきました。
(ちなみにこれを書いているのは日本時間7日朝。あちらでは初日のレースが始まっておりますね^^;)
場所はサンタアニタパーク。昨年同様、オールウェザートラックとなります。
昨年はこれでヨーロッパからの遠征馬が大活躍し、クラシックでは何とワンツーフィニッシュとなりました。迎え撃つ米国勢、果たして今年は・・・!?

今回も展望はターフとクラシックで。

<BCターフ>
人気は今年も遠征組でしょうか。注目はコンデュイット。昨年の覇者であり、今年もG1勝ちなど好走を続ける同馬が今年も同じ場所でのレースとなれば連覇の可能性はかなり高そうですね。シーザスターズもいませんし(笑)
ちなみに来年からはビッグレッドファームで種牡馬入りとか。これは日本の生産界にとっても楽しみであります。
もう1頭の注目は牝馬のダーレミ。前走凱旋門賞では牝馬ながら5着に健闘。今回も牡馬相手のレースに出走となりますが決して引けは取らないと思います。

<BCクラシック>
やはりなんといっても、ゼニヤッタがこちらに回ってきたのが大きいですね。今まで牝馬相手に勝ち星を積み上げてきましたが、ついに今回、牡馬相手のビッグレースに姿を現しました。ただ気になるのは、これまでのレースが常に後方からの追い込みなだけにこのやり方が一線級の牡馬相手でも通用するのか。どういうレース展開をとるのかは注目ですね。
ヨーロッパからは今年も強豪がやってきます。中でも一番手はリップヴァンウィンクルでしょう。オールウェザーコースだけに今年も地元勢にとっては脅威となるのでしょうか。
地元牡馬勢はサマーバードやカーネルジョン、ケンタッキーダービー馬マインザットバードもいますが、人気ではやや押され気味?
10/3

いよいよ明日4日(日本時間は4日夜遅く)に凱旋門賞が行われます。
今回は印での予想ではなく、自分が楽しみにしているポイントについて挙げたいと思います。

<シーザスターズ、連勝街道ここも続くか!?>
今回の凱旋門賞の主役といえば、やはりシーザスターズをおいて他にいないでしょう。今年の2000ギニー、英国ダービーを含むG1を5連勝中。もちろん今回も圧倒的な人気となっています。これまでの主な勝ち鞍が10ハロン戦が中心となっているだけに、タフなコースでの2400mで真の王者となれるかどうかが注目ですね。

<オブライエン軍団、打倒シーザスターズなるか!?>
今回も来ましたオブライエン軍団。今回のエース格はフェイムアンドグローリー。この馬を勝たせるべく同馬を含む3頭出しで打倒シーザスターズを狙います。12ハロンになればこの馬の力もかなりのものと思われますが、果たして一矢を報いることはできるでしょうか!?

<今年も牝馬!?>
昨年のザルカヴァの印象が未だ冷めやらないのですが、今年も注目したい牝馬が出てきます。3歳のスタセリタは昨年のザルカヴァと同じフランスの馬。しかもこれまた無敗の馬であります(もっとも前走は降着があっての繰り上がりではありますが)。昨年と比べると今年は強力牡馬勢が揃っただけににやや人気薄ではありますが・・・。それにしても今年も3歳牝馬は世界中で大暴れですね。米国のレイチェルアレクサンドラ、英国オークス馬サリスカ、そして日本のブエナビスタ・・・。仏国代表のこの馬はいかに!?

<古馬勢も強者揃い!>
もちろん、古馬勢も強力な顔ぶれが揃っています。ユームザインは一昨年、昨年とこのレースで好走しているだけに悲願なるかが注目されます。コンデュイット、ヴィジョンデタあたりも忘れてはなりません。古牝馬では降着ながらも前走スタセリタに先着したダーレミの走りも見逃せません。3歳馬とは斤量差がありますが、これまでの実績でカバーしたいところですね。
9/24

いよいよ凱旋門賞も近づいてきました。今年は日本馬の参戦はありませんがそれでもそうそうたる顔ぶれが揃いましたね。まあ、その話題は直前に回すとして(笑)
現在、三浦皇成騎手が英国修行に行っておりますが、向こうでいきなり勝利するなどなかなか頑張っているようですね。ここ数日は勝ち星のニュースを聞かなくて寂しいかなとも思いますが、それでもレースに騎乗して活躍できているのですからやはり大したものです(つい彼がまだ2年目の騎手であるということを忘れてしまいそうになります^^;)。日本での復帰戦は来月になりそうですが(騎乗停止も食らってしまったようですが)海外での経験を存分に生かしてほしいですね。
7/22

今回は「海外で活躍する日本生まれの強〜い女の子」の話題を紹介します。

彼女の名は、ジョリーズシンジュ。
日本生まれの4歳馬で、現在シンガポールで活躍中であります。
そんな彼女が、今月行われましたシンガポールダービーを逃げ切り勝ちし、なんとシンガポール4歳3冠レースを完全制覇してしまうという快挙を達成しました。
ビデオでレース内容も見ましたが、これがまた強い!逃げ切りで圧勝という、レース内容も見事なものでした。
管理しているのはご存知高岡調教師なのですが、師にとってもこれまでで最高の馬じゃないでしょうか?今後はオーストラリアのレースへの参戦プランもあるようなのでぜひ注目したいですね。そして願わくば、日本への「凱旋レース」参戦も実現してほしいところでありますが・・・。
7/4

どうやら今年も世界的に牝馬の活躍が目立つ傾向となっておりますが、今回はなかでも特に注目を集めている米国の2頭の牝馬にスポットを当てたいと思います。

まずは、今年のプリークネスSを制したレイチェルアレクサンドラ。
ベルモントSを回避した後、3歳牝馬限定戦のマザーグースSに出走しましたが、19馬身以上も突き放す大差勝ち。まぁ〜強すぎ(笑)。というか、レイチェルが出走するからかこのレース、3頭立てだったのですが(日本だとレース不成立になっちゃいます^^;)次に使うレースは未定ですが、これ古牡馬相手でも十分通用するでしょ〜。ちなみに今年のBCはオールウェザートラックで行うため、こちらには出走しないとのことだそうです。となると大目標は新コースで行われるであろう、来年のドバイWCになるでしょうか!?
もう1頭は「無敗の女王様」ゼニヤッタ。これも強いですね〜。目下11戦11勝。昨年のBCレディーズクラシックの勝ち馬であり、牝馬相手には敵なしといっていいほどです。まあ、出てるレースが牝馬限定戦ばかりで明らかに勝てる相手ばかりとやっている?とも思えなくもないですが、それでも今年も現役を続けてくれて我々を魅了する走りを見せてくれるのはありがたいですね。願わくば、牡馬の強豪相手でやってほしいなあと思うのですが・・・。
6/13

海外競馬、まずは英国ダービー。
2000ギニー勝ち馬シーザスターズが優勝、20年ぶりに二冠馬が誕生しました。
しかし強い勝ち方でした。今後の動向が気になるところですが、セントレジャーを目指すのか、それとも古馬戦線に殴りこみをかけるのか。すでに凱旋門賞のブックメーカーオッズでは1番人気(そらそうやわな)になっており、出てくるならば日本勢にとっては非常〜に厄介な相手であることは間違いないでしょう。母アーバンシー、兄ガリレオのこの超良血馬から目が離せません。

お次は米三冠最後のベルモントS。
プリークネスSを制した牝馬のレイチェルアレクサンドラは結局出走せず。ボレル騎手はケンタッキーダービーの相棒のマインザットバードに騎乗することに。
ここを勝ったのは同じバードストーン産駒のサマーバード。バードつながりでもそっちでしたか。2着にダンカークが入り、マインザットバードは3着。とりわけケンタッキーダービー馬にはこのベルモントSは距離のせいなのか何なのか勝てないですね。しかしプリークネス2着、ベルモント3着ということを考えるとあのケンタッキーダービーはフロックではなかったということでしょう。
米クラシック路線はこれにて終了。今後は古馬路線でのレースとなります。
5/16

今週末はシンガポールで注目のレースがあります。すでに日本でもお馴染みとなりました、シンガポール航空国際カップ。
今年は例年以上に注目のレースとなりそうです。というのも、例年以上に世界の強豪が揃ってきている印象があります。ジェイペグ、プレスヴィス、バリオスあたりは人気にもなっており有力といえましょう。そんな中、日本からはタスカータソルテが参戦します。例年に比べるときつい相手ではあるのですが、この馬も実績面では決して引けをとりません。日本馬には相性のいいレースだけに、この馬も頑張っていただきたいものですね。また、日本絡みでもう1頭注目したいのが現地の日本産馬、エルドラド。地元の高岡調教師の管理馬ということなので、こちらも応援したい1頭です。
・・・残念なのは、今のところグリーンチャンネルの放送が予定されていないこと。日本馬出てくるんだからオンエアしてくれ〜。

注目レースもうひとつは、米2冠目のプリークネスS。
ケンタッキーダービーが大波乱の結果となっただけに、今回はいかに!?
個人的注目馬はケンタッキーオークス馬、レイチェルアレクサンドラ。果たして今年も「牝馬強し」の傾向が続くのか!?
5/4

ドバイから更新してませんでしたね(^^;)。しかも日本馬が出ていなかったこともあって香港完全スルーしてたし。

というわけで、遅ればせながらの回顧です。

ドバイですが・・・ゴールデンシャヒーンのバンブーエールはあの手のレースで4着なら大健闘といえましょう。帰国後の活躍にも期待したいですね。
デューティーフリーのウオッカはちょっとかわいそうな展開になってしまいましたね。逃げた馬に離れての2番手を走っていたが、逃げ馬がなかなかつぶれてくれない。そうこうしているううちに後続馬に追いつかれて差されてしまった。結果論ですが、中団につけていればもう少し違った結果になっていたかもしれませんが、ただどこを走っていたにせよ、勝ち馬には及ばなかったでしょうね。あれはしょうがないです。
ドバイWC、今年のメンバーならカジノドライヴにも・・・と思ってたが、甘かった(^^;)。勝ったのは今年も米最強馬のウェルアームド。それにしても強い勝ち方でしたね。やっぱりアメリカ勢強いわ〜。

さて、カジノドライヴについて衝撃のニュースが。
屈腱炎を発症、それも重症とのことです・・・(がーん)。
引退はせず、手術で何とか復帰させたいとのことですが・・・カネヒキリの例もあるし、ぜひ帰ってきてほしいですね。


お次は香港の回顧。

チャンピオンズマイルを勝ったのはプレブル騎手のサイトウィナー。う〜ん、全くといっていいほど馴染みがないぞ(^^;)。まあ、日本でお馴染みのところは今や結構高齢馬になっているだけに世代交代なのかもしれませんね。そのうち日本にも来てくれるかな?
QEUはドバイDF2着に入ったプレスヴィスが、香港の英雄ビバパタカを破って優勝しました。それにしてもビバパタカはいいところまでいくのだが・・・。
プレスヴィスはあのクマーニ厩舎の英国馬。ということはいずれ日本のレースにやってくる可能性もありそうですね。これはなかなか手強い相手になりそうです。


回顧、最後はこの週末に行われた欧米クラシック。

ケンタッキーダービーは波乱の結果に。単勝約50倍のマインザットバードが優勝しました。鞍上ノボレル騎手は前日のケンタッキーオークスも制しており、2日連続でクラシック制覇ですか〜。9500ドル(今のレートだと90万円そこそこ!?)の馬が成しえた大偉業はまさに、アメリカならではのサクセスストーリーといえるかもしれませんね。当然この後の3冠路線にも注目ですが、如何せん超人気薄が勝利しただけにこの後も何が勝ってもおかしくないかもしれません。

英国の2000ギニーは超良血馬シーザスターズが見事な勝ちっぷりでした。母は凱旋門賞馬アーバンシーで、お兄さんはダービー馬ガリレオで・・・ってどんだけ良血やねん。そういえば日本のアンライバルドもダービー馬フサイチコンコルドの弟ですね。今年の日英クラシック路線は近いものがあるかもしれません。当然この血統だけに、ダービーはさらに注目を集めることでしょう。2冠の可能性は高いかもしれません。
3/26

いよいよ今週末、ドバイワールドカップが行われますね!
すっかり恒例となったこのシリーズ、今年も日本から参戦がありますし楽しみです。

では、日本馬出走レースを中心に展望を。

<ドバイ・ゴールデンシャヒーン>
1200mダート。う〜ん・・・ここは米国勢が人気になりそうですね。
バンブーエールは状態がいいみたいですので、それを生かせるレースをしてもらいたいところです。(すまん、相手関係がよくわからんので^^;)

<ドバイ・デューティーフリー>
1777m芝。ここはなんといってもウオッカ様でしょう!!前哨戦こそ5着に敗れましたが、この馬はむしろ前のレースで負けたほうが本番好走するケースが多いだけにチャンスは増えてきました。
相手は前走でウオッカを負かしたバリオス、前年覇者ジェイペグ、南アフリカの強豪アーキペンコ、BCマイル馬キップデヴィルと相当骨のある相手ですが、そこは持ち前の根性で負かしてほしいものであります。

<ドバイ・ワールドカップ>
毎年このレースは米国最強馬がそのパフォーマンスを見せつける、というのがお決まりだったのですが(去年のカーリンもそうでしたね)、今年はそれほど怪物級の馬は出ていないようですね。
人気になりそうなのはアジアティックボーイ、ウェルアームドあたりになりそうでしょうが、カジノドライヴも今年の顔ぶれだったら結構やれるのではないでしょうか。なんといっても世界的な名血の馬だけに、世界的大一番のレースでその力を思う存分発揮してもらいたいですね。
・・・ところで。カジノドライヴは漢字表記すると「娯楽場」なんだそーで(笑)
2/27

アースリヴィング、大健闘の2着でした。
未明に行われましたUAEオークスで僅差の2着に入り、先のUAE1000ギニーと合わせて2着2回という好結果となりました。
しかし今回のは惜しかったですね〜。これはもう勝ち馬を褒めるしかないのですが・・・いずれにしても、お疲れ様でした。
ブラックエンブレムはちょっと残念な結果に終わりましたが、両馬とも無事に日本に帰国して、また国内での活躍を見せてください。

早いもので、いよいよ来週ウオッカが登場です。
GCもずいぶん気合が入ってるわね〜(笑)。時間が時間なのでリアルタイムで見るのは厳しいかな・・・。
2/18

今年のGCはドバイWCだけでなく、前哨戦まで放送するんか〜。
ウオッカが出走予定のスーパーサーズデーの一戦、ジュベルハッタの中継が行われるようです。ただ真夜中だけに起きていられるかどうかは微妙(^^;)録画して見るのが正解かもしれんなぁ〜。


ドバイシリーズはアースリヴィングがUAE1000ギニーで2着と、まずまずのスタートを切れた日本勢。今週はいよいよG1馬、ブラックエンブレムの登場です。当初予定していたレースが鼻出血の影響で出られなかったのは痛かったですが、なんとか今回の出走にこぎつけられました。ここの結果次第ではさらに大きなレースに進む可能性もあるだけに、ぜひとも頑張ってほしいところでありますね。

ところで。今回ブラックエンブレムが出走する予定のレース、バランシーンですが、「ステークス」とか「賞」とかが後ろについてないのがなんとも妙な感じがするんですが・・・何でだろう。あちらの競馬事情には全く詳しくないので何でかわからないですが、日本人的感覚だとちょっと不思議な気がしますね。
2/13

来月行われるドバイ国際競走に向けての話題が高まってきております。

残念なのは、ダイワスカーレットの回避。
昨日(12日)にアクシデントのためフェブラリーSの回避を発表しましたが、怪我の箇所が箇所だけに無理はさせられないようで、残り日数を考えるとドバイWCの回避も止むを得ないといったところでしょう。
そのドバイWCにはカジノドライヴが参戦予定となっております。招待も決まったようで、こちらに期待しましょう。

一方、昨年に引き続きドバイDFに参戦予定のウオッカはここまで着々と準備が進んでいるようですね。来週にはドバイに向けて出国、現地のレースを叩いてから本番ということで、昨年以上の走りを期待したいところです。
1/19

2009年も海外競馬の話題は、恒例のこちらから。

2008年のワールドサラブレッドランキングが発表されました。
(ランクについてはこちらをご覧ください)

今年トップランクされたのは、ドバイWCなどダート界の王者として君臨したカーリンと、昨年の英国クラシックやチャンピオンSで活躍したニューアプローチの2頭が130ポンドで並びました。それに続いて、昨年のBCクラシックを制したレイヴンズパスが129ポンドとなりました。
しかし実質的なトップといえるのは、やはりザルカヴァでありましょう。仏牝馬3冠を達成しただけでなく、無敗のまま凱旋門賞も勝ったわけですから、世界全体での年度代表馬・・・となると、こちらのほうがふさわしいのではないでしょうか。レーティングでは128ポンドですが、牝馬なので牡馬換算すると3ポンド(欧州の場合)加算して131ポンドとなるため、やはりこの馬が最高評価となるでしょう。
以下、欧州古馬路線を引っ張ったデュークオブマーマレード、米2冠馬ビッグブラウン、ニューアプローチと共に3歳路線を盛り上げたヘンリーザナビゲーターなどが続きます。

日本勢では、JCを勝ったスクリーンヒーローが122ポンドの23位、ダービー馬ディープスカイとマツリダゴッホが121ポンド、33位です。
しかしながら、やはり日本でも実質トップだったのはこちらでしょう!ウオッカは120ポンド(41位)、ダイワスカーレットは119ポンド(52位)。こちらもまたアローワンスを考慮すると、日本の場合は4ポンド加算なので、彼女たちのほうが上位にきます。
ちなみに対象レースは、ウオッカが安田記念、ダイワが有馬記念となっています。日本では有馬記念のほうが格上と見られていますが、海外からの視点では外国馬の参戦もある安田記念のほうが上位のレースと見られているようですね。もちろんそういう点では、海外で最も評価される日本のレースはジャパンカップなのでしょう。(だからこそスクリーンヒーローがレーティングトップなわけで)

それにしても国際ハンデキャッパーの総評にもありますが、世界的に牝馬の活躍が目立った1年と言えますね。
前述のザルカヴァを筆頭に、米牝馬路線でこちらも無敗だったゼニヤッタ、牡馬に混じってBCマイルを制したゴルディコヴァの3頭の活躍が特に際立ってましたが、それ以外にもドバイシーマクラシックを制したサンクラシークもいます。そして、日本からは「説明不要」のあの2頭。
「女が強い」のは世界共通だったのかもしれませんね(^^;)


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